ポイントを押さえて校正しよう。

こんにちは。出版コーディネーターの深田です。
旅行が大好きな私。コロナ禍の自粛生活が長引くなか、どこかに出かけたい気持ちが高まっています。そこで気になっているのが「ワーケーション」。休暇を兼ねて、リゾート地のホテルや貸別荘で優雅に仕事をする――。週に何度かはオフィスに通う必要がありそうなので、それほど離れていない熱海がよさそうだな、などと夢を膨らませている今日この頃です。これからご出版を考えている方も、リゾート地での執筆なんていかがでしょうか？イメージが広がってよい作品が生まれそうです。
今回の特集は「ポイントを押さえて校正しよう」。原稿の仕上げに欠かせない校正。ご相談いただくことが多いテーマです。どういうところに気をつければよいのか、わかりやすくご紹介します。

原稿のクオリティをＵＰさせる。
大事な仕上げ「校正」のポイント。

原稿が間違っていないかどうか確認する「校正」。自費出版の場合は著者責任となるので、しっかり確認したいところです。パレードブックスでは、初校、再校、念校と3回まで出しますが、レイアウト前にWordの検索機能を利用して、しっかり校正しておくことが大切です。
その際のポイントが、フォントを明朝体にすること。カタカナの「ニ」と漢数字の「二」。音引き「ー」とマイナス「－」など、フォントによっては見た目がほとんど変わらない誤植を見つけやすくなります。

人物名や地名、書名など固有名詞の間違いは、作品の信ぴょう性に関わるのでしっかり確認したいところです。よく知っている地名でも、驚くような誤解をしていることがあるので、辞書や辞典で一つひとつ調べて事実確認をすることが大切です。
あるあるなのが、小説で登場人物の名前を間違えてしまうというもの。登場人物の名前を執筆途中で変更した際に、いくつか直すのを忘れてしまうケースです。登場人物の一覧表や相関図をつくるなど、しっかり管理しましょう。

「ここはあえてひらがなで」「この地名はあえて旧字体で」など、著者ならではのこだわりは著者にしか確認できませんが、著者だからこそ読み飛ばしてしまうのも事実です。家族や友人など、協力してくれる方がいるなら、思い込みのない第三者に読んでもらいましょう。
パレードブックスでも出版コーディネーターが読んで気づいた点を指摘します。ただ、校正は専門性が高い作業なので、その道のプロに任せるのが一番。満足度100％のオプション、校正校閲のご利用もご検討ください。

Book Tok（ブックトック）。

「Twitterのつぶやきがきっかけで、書籍が重版になる」というのはよくある話ですが、最近では、短い動画を作ってシェアできる「TiK ToK」での書籍紹介が盛り上がっているそうです。ハッシュタグ「#Book Tok」で検索すると、10～20代の女性が読書する姿を撮影したり、読み終わって感涙している姿をカメラに収めたりしています。すでに日本でも『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』（スターツ出版文庫）がTiK ToKで話題になり重版→続編の出版決定した、という例もあるようです。TiK ToKが主導して本の紹介を促すキャンペーンも行うなど、今後ますます本とのコラボが期待できそうな媒体です。