本のジャンルを意識しよう。

こんにちは。出版コーディネーターの森です。
いよいよ夏本番ですね。シュノーケリングが趣味の私は、毎年海に出かけています。海中で魚を眺めて、疲れたら浜辺で読書を楽しむ。至福のひと時です。そこでいつも悩むのが、どんな本をもっていくか。常に読みたい本がたくさん溜まっているので、ノンフィクションか小説かエッセイか、本のジャンルから悩んでしまいます。
今回はそんな本のジャンルのお話。同じテーマでも、どんなジャンルの本に仕上げるかによって原稿の書き方が大きく変わってきます。これから原稿を書く方はぜひ参考にしてみてくださいね。

本の方向性がブレないよう、
ジャンルを決めましょう。

大型書店のフロアガイドを見ると「文芸」「実用」「語学」「児童書」「社会科学」「人文科学」「自然科学」「芸術」「コミック」など、ジャンルごとに分類されて本が並べられています。棚を詳しくみると、「文芸」でも「日本文学」「エッセイ」「詩集」など、さらに細かく分かれています。書店流通を行うなら、どの棚にどのように自分の本が並ぶのか、本の方向性がブレないよう、ゴール地点を意識しておきましょう。パレードブックスでは、ご希望のジャンルに適したデザインをバッチリご提案します。

たとえば仕事のことを本にしたい場合、エッセイ集にするのか、ビジネス書にするのか、自己啓発書にするのかによって、文章や構成は大きく変わってきます。自分の経験や文章力に自信があるならエッセイ、仕事方法に独創性があるならノウハウをまとめたビジネス書、成功哲学を語りたいなら自己啓発書がお勧めです。テーマが決まれば自然とジャンルも決まる場合が多いのですが、迷ってしまう方は書店で市場調査をしてみましょう。もちろん、パレードブックスへのご相談も大歓迎です。

出版不況のなか、比較的売れやすいジャンルとして知られるのが、生活やビジネスで役立つ情報が書かれた「実用書」。2019年上半期のベストセラー（日販HP）をチェックすると、健康的な食事法を指南する『医者が考案した「長生きみそ汁」』、起業家のメモ術を取り上げた『メモの魔力』、妻との付き合い方を解説した『妻のトリセツ』、ダイエット法を紹介した『ゼロトレ』など実用書が目立ちます。「ベストセラーを目指したいから、実用書で勝負！」という選択もアリでしょう。

ミニブックのようなマッチ箱。

本の装丁が印刷されたマッチ箱が販売されています。東京の駒沢の書店・スノウショベリングのオリジナルグッズ。まるで豆本のように愛らしい一品です。
ラインナップは『白鯨』『ティファニーで朝食を』『1984』『アメリカの鱒釣り』などなどアメリカ文学の名著が目白押し。お気に入りを集めて小さな本棚にしてしまうのも楽しそうですし、本好きの友人へのちょっとしたプレゼントにももってこい。お値段は300円（税別）とお手頃です。スノウショベリングのほか、恵文社一乗寺店でも購入できるそうです。