本が書店に並ぶまで。

こんにちは。出版コーディネーターの下牧です。
本にしたいコンセプトはあるのに原稿をどうまとめたら良いかわからない、そんなご相談をよくいただきます。
ある日、ワード3枚分の原稿を携えて来社された方がいました。「児童書にするならこんな風に文章に肉づけしませんか？」「絵本にするなら絵を何枚か描きましょう」と盛り上がり、そこから立派な絵本が誕生しました。最初はぼんやりとしたイメージでも、話すうちに具体化していくことがあります。
今回は、パレードブックスでの本づくりの流れをご紹介。「出版ってなんだか大変そう」とぼんやり不安に感じている方へ、分かりやすく工程を説明します。

本はどうやってできあがるのか？
3つのステップでご説明します。

原稿づくりは最初が肝心です。パレードブックスなら、相談・見積もりはもちろん、原稿のアドバイスも無料。途中段階やメモでもOKですので、まずは原稿をご送付ください。申込み後は出版コーディネーターがあなたを担当します。原稿を精査し、誤字脱字や表記統一、文章の流れ、原稿の不備などをナビゲート。二人三脚で原稿の完成度を高めるとともに、表紙デザインや本文レイアウトについてのご希望もしっかり確認します。

原稿が整ったら、デザイナーが表紙をデザインし、本文をレイアウト。デザインが本職の出版社だから実現する魅力的な装丁をご提案します。また、パレードブックスなら、修正の範囲であれば調整は何度でも無料。納得いくまで校正し、「これで印刷してもOK」という状態（校了）になれば、いよいよ印刷所で印刷・製本。流通を行わない場合は完成次第納品となります。

ひとりでも多くの人に読んでもらいたいなら、書店流通オプションを利用しましょう。全国の書店に対応する「マックス流通プラン」とインターネット書店のアマゾンだけに対応する「アマゾンのみプラン」をご用意。ただ、発売しただけでは本の存在はなかなか知ってもらえません。販売PRオプションを利用しましょう。新聞広告や書店での平積みサービスなど、本が売れるチャンスを拡大できます。もちろん販売だけが出版の意義ではありません。名刺代わりに配って営業ツールにしたり、知人・友人に送って旧交を温めたり、使い方は自由自在です。
駆け足で出版の流れをご案内しましたが、「ここをもっと知りたい！」という方は個別にお問い合わせください。

市が営む公営書店。

図書館ではなく行政が運営する「書店」があること、ご存じですか？
青森県八戸市の「八戸ブックセンター」は市が営む公営書店。館内はとってもおしゃれで、カウンターではドリンクも購入できます。コーヒーはもちろんお酒も注文できるのだとか。執筆に集中するための部屋「カンヅメブース」や読書会を開ける「読書会ルーム」（なんと棚の裏の隠し部屋！）の提供も行っているのも面白いところ。青森に出かけた際はぜひ訪れてみたい場所です。